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これが次世代の住所!誰でもできるデジタルアドレスの始め方

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そもそもデジタルアドレスって何?郵便番号とは何が違う?

ある日、いつものようにネットで注文した荷物が「住所不明」で戻ってきた。建物名が抜けていただけ。たったそれだけで、配達されない。――これ、結構あるあるですよね。

そんな中で、最近ジワジワ話題になっているのが「デジタルアドレス」という存在です。
え、また新しい言葉?郵便番号で十分じゃないの?という声が聞こえてきそうですが、実はこのデジタルアドレス、郵便番号とは“そもそも目的がまるで違う”んです。


「住所がデジタル化される」ってどういうこと?

デジタルアドレスとは、ざっくり言えば「あなたの今いる場所を、ピンポイントで表すデジタルな住所」のこと。地図上の緯度経度をもとに、3m四方など細かいエリアごとに割り当てられるIDのようなものです。

つまり「東京都新宿区西新宿2丁目8-1」なんて長くて曖昧な住所ではなく、
たとえば「abc-123-def」のような短いコードで、「建物の裏口のこの地点」を指せてしまう。これが“住所の精度が次元違い”といわれる理由です。


郵便番号とデジタルアドレス、どこが違う?

郵便番号が「町名レベル」で区切られているのに対して、
デジタルアドレスは「数メートル単位の座標」で表現されます。

たとえば、同じビルの正面と裏口、駐車場と玄関先では、郵便番号は同じでもデジタルアドレスはすべて別になります。
これ、配達や救助の現場ではものすごく大きな違いになるんです。


デジタルアドレスが必要とされる背景

  • 宅配業者が「どこに置き配すればいいか分からない」
  • 山間部や集合住宅で「地図にない場所が多すぎる」
  • 高齢者や外国人が「住所説明できない」

こうした課題が、どれも「曖昧な住所」のせいで起きています。
この“もやっ”とした部分を一気にクリアにしてくれるのが、デジタルアドレスなんです。

なぜ今必要?デジタルアドレスが注目される理由

たしかに便利そうだけど、「わざわざ新しい住所なんて持つ必要ある?」と思ったあなた。
それ、5年前のスマホ決済を「現金でいいじゃん」と言ってた頃と、ちょっと似てます。

実は、今このタイミングで“デジタルアドレスが求められている理由”には、ただの技術的進化以上に、私たちの暮らし方そのものの変化があるんです。


在宅していなくても荷物が届く時代に求められる“正確さ”

「置き配」や「玄関前指定」など、配達の自由度が広がった反面、トラブルも増えています。

・指定場所に荷物が見当たらない
・似たような外観の建物に誤配される
・ピンポンされても在宅していないことが前提

こうなると、“住所”だけでは情報が足りません。
配達員が知りたいのは「何階か」「どの入口か」「どの角か」という情報。それを一発で伝えられるのが、数メートル単位で場所を示せるデジタルアドレスなんです。


災害時、迷子、高齢者支援…人にも使えるアドレス

デジタルアドレスの真価が発揮されるのは、「人」の位置を特定したいとき。

・山で遭難した登山者の現在地
・迷子になった子どもが親に居場所を伝える
・認知症の高齢者の捜索時、最後に確認された地点

これらは従来の住所では不十分。「○○市○○町の裏の山道の…」なんて説明、誰にも伝わらない。

でも「このデジタルアドレス地点です」と言えれば、救助や発見が格段に早くなる。命に関わる場面でこそ、精密な場所情報は力を発揮します。


世界と日本の導入事情:どこまで進んでる?

世界ではイギリスやアフリカ諸国をはじめ、政府レベルでデジタルアドレスを導入している国が増えています。
例えば、イギリスの救急サービスでは「what3words」という3単語のアドレスが、救命活動に使われているほど。

一方、日本はというと、まだ本格普及前の「じわじわ期」。ただし、官民連携で導入が検討されており、ヤマト運輸やAmazonなど一部の物流系企業がすでに試験導入中。
つまり、今から取得しておけば“先回り”できるポジションというわけです。

実はカンタン!郵便局で使えるデジタルアドレス取得法(ゆうID)

「デジタルアドレスって、GPSみたいなやつでしょ?」
たしかに、海外で話題になっているものの多くは座標ベースです。
でも日本郵便が提供するのはちょっと違います。

あなたの住所を“7桁の英数字”に変換できるサービス
つまり、「◯◯県◯◯市◯丁目◯番地…」という長い住所を、スッキリしたコードに変換できるというものです。


ゆうIDがあればすぐ使える、日本郵便のデジタルアドレス

このサービスを使うには、**日本郵便の「ゆうID」**が必要です。
すでにゆうパックの再配達などで利用している人も多いと思います。

ポイントはこれ:

  • デジタルアドレスは、住所の“別名”のようなもの
  • 書類や登録フォームに「デジタルアドレス」を入力すればOKな場面が増えてくるかも
  • 相手に住所を伝えるときに、簡潔でミスの少ない形式として役立つ

実際の取得ステップ(カンタン3ステップ)

【1】ゆうびんIDにログイン(未登録なら作成)
👉 日本郵便 ゆうID

【2】マイページで「デジタルアドレス」を選択

【3】自宅や指定した住所が、7桁のコードに変換される

Screenshot

例:
東京都中央区銀座1-1-1 → 「A1B2C3D」みたいな感じのコード

これを名刺、宅配指示、引っ越し時の登録などで活用できるようになります。


注意点と今後の広がり

  • 位置情報を使うわけではないので、GPS連動型アドレスとは別物です
  • 住所の省略形、あるいは暗号化形式として考えるとイメージしやすい
  • 今後、日本郵便内の配送や一部連携サービスでこのコードが標準になる可能性あり

つまりこのデジタルアドレス、まだ“未来っぽい新技術”というより、
**「誰にでも分かりやすく、ミスなく届けるための“新しい郵便番号のようなもの”」**と捉えると腑に落ちるはずです。

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